お問い合わせ

会長就任のご挨拶 
~行政手続きのデジタル化における「行政書士」の積極的登用をめざして~

 平素は、本連盟の活動にご理解、ご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
 この度、令和5年6月16日に実施されました本連盟の第43回定期大会において会長に就任させていただきました。
 皆様のご期待に応えられるよう精一杯務めさせていただきますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 現在、各省庁はじめ各都道府県、各市町村において行政手続きのデジタル化が急速に進められつつあり、これに伴い、行政書士を取り巻く環境も数年前とは比較にならないほど大きく変化しております。
 それに伴い、各部署で様々な問題も生じてはおりますが、少子化進行による人材不足が近い将来、いや既に現実に生じていることを考えれば、行政手続きにおいてデジタル化を進めることは、日本の将来を確たるものにする上では必要不可欠であると考えます。
 何事も初手から終盤の局面を読み切ることは至難の業であり、想定外の事案に対応しながら試行錯誤を重ねて行くことで体制が整っていくものでしょう。
 しかしながら、国民の利便を阻害する障壁は出来る限り早期に乗り越えるべきであり、それらの問題解決の一助となることが行政書士に与えられた社会的使命であると思います。
 私たち行政書士は許認可業務、権利義務又は事実証明に関する書類 の作成を主たる業務としており、行政手続きに関する長い経験と知見を有した国家資格者であるからこそ、時代の大きなうねりの中、社会状況の変化に的確に対応することで国民利便に貢献すべきではないでしょうか。
 デジタル化推進の一翼を担うべく、日本行政書士会連合会とともに積極的に国・政党・国会議員 に働きかけを行い「国民の権利利益の実現に資する」ために、行政書士会一丸となり国民と行政の橋渡し役として活躍できるよう邁進してまいる所存でございます。

 どうか引き続き政治連盟の活動により一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

令和5年7月

日本行政書士政治連盟
会長 井口 由美子