- 機関誌 日政連
NISSEIREN
日本行政書士政治連盟
顧問・参議院議員
片山 虎之助
「日本行政書士政治連盟30年史」の発刊を祝し、一言御挨拶を申し上げます。
日本行政書士政治連盟は、行政書士の社会的経済的地位の向上、行政書士制度の充実・発展を期するための政治活動などを目的として結成され、今年30周年という大きな節目の年を迎えられました。
この間、我が国経済社会はめざましい発展を遂げ、それに伴い、行政サービスも質、量ともに複雑多様化してまいりました。行政書士の皆様は、行政に関する手続の円滑な実施に寄与し、あわせて、国民の利便に資するという極めて重要な役割を担っており、このような社会情勢の変化に応じ、幾多の変遷を経て、今日においては「国民に最も身近な法律の専門家」として国民生活の中にしっかりと定着しているところであります。
これも行政書士の先生方が、国民と行政の架け橋となって、永年にわたり情熱を傾けて業務に精励されてきた御努力とその活躍の土台を築く日本行政書士政治連盟の精力的な後押しのたまものであり、皆様方の御尽力に対し、心から敬意を表したいと思います。
さて現在、日本行政書士政治連盟は、官公署提出書類等の作成・提出を行う行政書士が、それに関する行政不服申し立てまでを一貫して取り扱えるよう「行政不服審査法における不服申立ての代理の実現」を行政書士法改正重点要望項目として掲げており、国民の様々な要望に応える行政書士制度の充実に向けて、私も顧問として微力を尽くしてまいる所存です。
最後になりましたが、日本行政書士政治連盟と行政書士制度のますますの御発展と皆様の御健勝をお祈りいたしまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。